バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

【第九の後の世界】ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第12番 解説|極致に至った作曲家の、新たな境域

「第九の後の世界」—— 年末になると、ベートーヴェンの《第九》を聴く人も多いのではないでしょうか。 では、その “第九の後の世界” をご存じでしょうか? その答えの一つが、後期弦楽四重奏曲の入口、弦楽四重奏曲第12番です。 “第九の後の世界” を味わえるのは、後期弦楽四重奏曲ならでは。 堂々とした和音で幕を開け、深い和声の世界へと沈み込んでいく—— […]

バイオリンの乾燥対策に必須!「ダンピット」「ヒューミトロン」買うメリットと正しい使い方

 楽器にとって最も危険なのは「乾燥」です! “湿度が高いと音がこもる…”なんて言われますが、 そんなことよりも致命的なのが乾燥。 放置すると、ひび割れや接着の剥がれなど、大きなダメージにつながります。 筆者 湿度20%台、暖房ガンガンの体育館でチューニングしていたら、 「バキィッ!」という音とともに、友人の側板-裏板に亀裂が入る場面に遭遇しました…(恐怖) とくに日本の秋冬は空気が乾き、乾燥対策が […]

初心者でも安心!バイオリン弦の買い方&張り替え方を完全解説

「バイオリンの弦ってどうやって替えるの?」 「そもそもどうやって買えばいいの?」 …と迷ったことはありませんか? バイオリンは大切な楽器だからこそ、弦の新調となると不安になりますよね。 でも大丈夫!弦を買うときのポイントや張り替えのコツを押さえておけば、初心者でもちゃんと自分で交換できます。 しかも、新しい弦にすると音がびっくりするくらいフレッシュになって、弾くのがもっと楽しくなるんです♪ 筆者 […]

【解説】チャイコフスキー スラヴ行進曲|戦争の不安、スラヴ民族の心情を描いた名作

明暗を織り交ぜたスラヴの歌たち—— チャイコフスキーの「スラヴ行進曲」(スラブ行進曲)は、当時の戦争の不安と民族の心情を描いた、力強い一曲です。 全体は10-11分ほど。重苦しい中低音の挽歌から始まり、民族的なリズムが心を掻き立てます。チャイコフスキーはもともと民族性を取り入れるのが得意な作曲家でしたが、この曲はそれが際立っています。背景には何があったのでしょうか…?  筆者 心を底から揺さぶって […]

【傑作解説】メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第5番|色彩豊かな最高傑作

豊かな世界観、艶やかな色彩—— メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第5番は、彼の中後期の集大成ともいえる作品です。 彼の作品の中では知名度が控えめですが、実は彼が「自身の最高傑作」と評したほどなのです! 筆者 実際の演奏でもさまざまな名場面が味わえる名曲です! 機会があればぜひ味わっていただきたい一曲。この記事では、バイオリン歴35年以上の筆者が、弦楽四重奏曲第5番の聴きどころや魅力を演奏者目線で解説 […]

【解説】サン=サーンス「死の舞踏」|真夜中に踊る骸の交響詩

真夜中、墓場で骸骨たちが踊り出す—— 「死の舞踏」は、フランスの作曲家サンサーンスが手がけた、7分ほどの短い交響詩です。 演奏時間こそ短いものの、鮮烈な音の情景が広がるこの作品。E線を半音下げたバイオリンソロや、木琴で表現された「骨の音」など、色彩豊かな工夫が随所にあります。 筆者 コンマスが独奏を掛け持つことも。2台のバイオリンを持ち替える場面が見られるかもしれません! この記事では、バイオリン […]

【隠れた名曲】シベリウス「内なる声」|透明感と深遠の弦楽四重奏曲

シベリウスの数少ない弦楽四重奏曲——「内なる声(Voces intimae)」は、透明な響き・深い精神性が魅力の一曲です。 原題 Voces intimae には、「内面」と「親密さ」という二つの意味が込められています。そのため、日本語では「親愛なる声」と称されることも。しかしその音楽は、どこまでも静かに、深く沈んでいくような作曲者の声のようです。  筆者 個人的には「内なる声」のほうが、曲の印象 […]

【おすすめ音楽教室】バイオリン歴35年が選ぶ!初心者歓迎の音楽教室2選

「クラシック始めてみたいけど…音楽教室ってどれがいいの?」 「選ぶポイントを知りたい!」 楽器(バイオリンetc.)を始めたいけれど、東京や神奈川には教室が多すぎて、どこを選べばいいのか迷っていませんか? 「初心者でも安心?」「子供も通える?」と気になることは尽きません。 そこで今回は、バイオリン歴35年の筆者が実際に選びたいおすすめ音楽教室を2つご紹介します。 椿音楽教室 と シアーミュージック […]

モーツァルトの隠れた名作?交響曲「リンツ」の魅力を紹介!

華やかで端正、モーツァルトの隠れた傑作! モーツァルトの交響曲第36番「リンツ」は、知る人ぞ知る彼の名曲のひとつです。 この曲が書かれたのは1783年秋。たまたま立ち寄った地方都市リンツでの依頼をきっかけに作られた曲です。彼らしい豊かなアイデアと、整った構成力が魅力の音楽です! 筆者 この曲を知っていると「玄人感」を感じますね!笑 本記事では、バイオリン歴35年以上の筆者が、「リンツ」の作曲背景、 […]

バイオリン協奏曲の萌芽?メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第4番を解説!

流麗で、ダークな世界観の名曲—— メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第4番は、知名度こそ高くないものの、奥深い魅力を秘めた作品です。 麗しくも影のある旋律、四声の繊細な絡み合い。 そして、実はバイオリン協奏曲の前身ともいわれる構成——力強さが宿っているのです。  筆者 あの協奏曲の情熱を、弦楽四重奏曲でも楽しめます! この曲が書かれたのはメンデルスゾーンの充実期。彼が指揮者・作曲家として大きな成功を収 […]